HOME

カメラ

レンズ

アクセサリ

フィルムカメラ

ドール撮影講座

東京ドール新製品情報

東京ドールよもやま

ドールよもやま

コラム

フィルムカメラの最近の記事

「アナログ」と「デジタル」の違いを理解する

d0.jpg

 「アナログは味があって優しい感じ」よく聞く言葉だが、「そんな気がする」で「アナログ>デジタル」と語られたらデジタル派はたまらないだろう。何故アナログは優しく、柔らかく感じるのか、具体的かつ分かりやすく解説してみる。

d1.jpg

 まずはこの白から黒へのグラデーション、これをアナログの無限階調と見立てて解説をする(本当はパソコンに表示されているので256階調なのだが・・・)。これを2ビット(4色)でデジタル変換すると下のようになる。

d2.jpg

 実際のJPG画像の階調は8ビット256色、RAWやTIFFには16ビット65536色のものもある。しかしここでは分かりやすく2ビット4色で解説する。

d3.jpg

 ここで赤丸の1、2の色の違いだが、アナログで見ると1が2より濃いのは一目瞭然だ。

d4.jpg

 しかし2ビット4色のデジタルだと1、2は同じ色と認識してしまうのだ。またデジタル化される事により色の分け目がはっきりした色の羅列になりグラデーションぽくない。

 ビット数が増えればよりグラデーションっぽくなるし、1、2の色の判別も付くようになるが、仮に65536色までいっても所詮デジタルは有限階調だ。無限階調のアナログには絶対に勝てない。

 この様な違いがアナログに暖かみや柔らかさを感じさせる要因になっている。色を音質に変えて考えて貰えばレコードとCD論争も同じ考えになる。

 では本当に「アナログ>デジタル」なのか?確かに今のように階調に話を絞って考えればそうなのだが、例えばアナログは経年劣化やコピーを繰り返したとき品質が下のイメージのように落ちる。

d5.jpg

 しかしデジタルはご存じの通りコピーしようが10年経とうが劣化しない、記録したときのままだ。記録直後はアナログが勝っていても保存状態が悪ければ経年変化でデジタルが勝るときも来る。

 またこうやってインターネットに画像を公開する、メールに添付する、デジカメで撮影した画像をその場でコピーするという事はデジタルだからこそ出来るデジタルの長所そのものだ。階調のわずかな差以上にデジタル故の恩恵は計り知れない。

 便利さから爆発的に普及したデジタル、その恩恵を受けない手はないと思うが、デジタル、アナログと違いを理解してどちらとも付き合えればそれが一番幸せな事(金銭面を除くw)ではないだろうか。

d6.jpg

CMYの色補正は3本のうち2本のバーを動かす

h3.jpg

 ネガをスキャンするとデジカメデータと異なりかなり色被りが大きいときがある。これを補正してやるのが腕の見せ所だが、その基本原則を少し紹介する。ラボでプリントする時に教わったCMYDの基本原則、パソコンの補正でも役立つと思う。

h1.jpg

 まずはこの写真を見てどう思うだろうか。モニタにもよるが、緑っぽい気がする。これを色補正して健康的な肌色にしたい。

h2.jpg

 緑色っぽいというとマゼンダを足せば解決しそうだが、実際は二色が絡んでいる場合が多い。この場合シアンを引いて赤みを足し、マゼンダを足して緑色っぽさを解消している。

 被っている色にもよるが、3本のうち1本を右、1本を左、1本はそのままというのが原則だ。3本いじると訳が分からなくなってくる。

h3.jpg

 こんな感じに補正できた。これがベストかは人の好みにもよるけど冒頭の病人の様な肌色は解消された。

 先程2本をいじると書いたが、色被りで動かすバーはこんな感じだ。

青っぽい = C引きY足し

赤っぽい = C足しM引き

緑っぽい = C引きM足し

 写真ではC(シアン)M(マゼンダ)Y(イエロー)D(ダーク:濃さ)で話をするので補色の赤、青、緑については語らないが、しいて言えばC引きは赤足し、M足しは緑引きみたいなイメージになる。

 しかし実際こんな事もあるだろう。青っぽいのでCを20引いて、Yを20足した。そうしたらだいぶ良くなったが、マゼンダを5位足した方が自然な色になる気がした。この場合3本いじらないと適正な色にならないのではと思うかもれない。

 しかし既にYも足しているのでYとMを両方足すと言うことはCを引くのと同じ事なのだ。上の例の場合Cを25引いてYを15足せばMを5足したのと同じ色になる。同じ事を置き換えると下のようになる。

M足しY足し = C引き

C足しY足し = M引き

C足しM足し = Y引き

 色は奥が深く、ただでさえじっくりやっていると訳が分からなくなる。そこへ三色のバーを好き勝手に動かすと余計に分からなくなってくる。

 しかし3本のうち1本を右、1本を左、1本はそのままという原則を守って挑戦して貰うとそのうちに色という物を体が理解してくるようになる。闇雲に感覚でいじると何時までも「色」が身に付かない、ちょっと面倒でもこの原則通りにやってみよう。

CanoScan 9000F Mark II フィルムスキャン能力レビュー

s1.jpg

 フィルムカメラでドールを楽しむ場合、現像時お店でデータを作って貰う方法と自分でフィルムをスキャンする方法がある。お店のスキャンは手間がかからず手間を考えると安いと思う。

 しかし趣味でやる以上自分でやってみたいという人も多いと思う。そういう人はフィルムスキャナが必要になるが、「CanoScan9000F MarkII 」であれば35mm判だけでなくブローニーフィルムもスキャンできる。勿論普通の紙もスキャン出来るのでプリントをデータ化することも出来る。

 しかしネットを見ると「35mm判フィルムをスキャンするとピントが甘い」という評価もある。実際どの程度甘いのか、使い物になるのか、対策はないのか等について書いていこうと思う。

s2.jpg

 今回比較するのは10年位前のモデルであるが、「フィルムスキャナ」のNikonのCoolscan4を使用した。

s3.jpg

 「CanoScan9000F MarkII 」で2400dpiに設定してスキャンすると画像は長辺は3416pxになる。そのまま顔部分をピクセル等倍に拡大してみる。評判通り少しピンが甘い。

s9.jpg

 Photoshopでシャープネスをかけてみる。半径は長辺の1/1000位でいいと思う。

s4.jpg

改善された。

s5.jpg

 フィルムスキャナと比較しても遜色ない。

(フィルムスキャナのデータは初期設定でスキャンすると4331pxとなる。これを3416pxのCanonスキャナに大きさを合わせた。他の補正は行っていない。)

s6.jpg

フィルムスキャナNikon Coolscan4のデータ。

s7.jpg

CanoScan9000F MarkII 」シャープネス無

s8.jpg

CanoScan9000F MarkII 」シャープネス有

 この程度の大きさではシャープネスは不要と言える。「シャープネス無」でも十分くっきりした画像に仕上がっている。

CanoScan9000F MarkII Nikon Coolscan4
露出 適正 アンダー
コントラスト 高い 低い
シャープネス 甘い くっきり
一言で言うと シャープネスだけ施せばすぐに使える。紙焼きのイメージの発色。 アンダー気味、コントラストの低い画像はいじるのに適している。


★ フラットベッドスキャナならこんな遊び方も!

s10.jpg

付属マウントを使用せず、範囲設定を手動でスキャンするとベタ焼風のデータが作れるフィルムのデータも入るので格好いい!これもフィルムスキャナには出来ないフラットベッドスキャナならではの楽しみ方だ。

 一言で言うとホームユースで気軽に使うならCanoScan9000F MarkII 決して悪い選択ではない。作例の様にL判、2L判の紙焼きならそのまま使える。それより大きなサイズの場合はシャープネスを使用すればいいだろう。ネガ時代に同時プリントした紙焼きの発色に似ているのもCanonらしい味付けと評価できる。

 一方実際いじっていないが、コントラストが高く感じるのでスキャンデータを大幅にいじる場合は向かないかもしれない。アンダーでコントラストの低いNikonの方が大幅な補正には有利だろう。

 しかし一発でどちらが綺麗な発色をしているかというと誰もがCanonと言うだろう。写真を趣味として手軽に楽しむにはとても高性能なスキャナだと思う。細かいアラを探さずにじゃんじゃんスキャンを楽しみたいモデルだ。

キヤノン フラットベッドスキャナ CanoScan9000F MarkIIキヤノン フラットベッドスキャナ CanoScan9000F MarkII

キヤノン 2013-03-14
売り上げランキング : 4466

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

フィルムとデジタル、描写の違いを比べてみる

1.jpg

 デジカメ全盛以前に活躍したフィルムカメラ。既に「フィルムカメラ」も「レコード」みたいな一部のマニアックな人向けの製品になってしまったがデジタルとは何処が違うのだろう。

 これは2003年に2001年発売のD1xとリバーサルフィルムで同時に撮影した写真だ。使用レンズに差異があり、フルサイズが出た今、APS-Cデジカメとフィルムを比べるのもナンセンスな部分がある。しかしデジタルならでは、フィルムならではの特性は今もあまり変わっていないので「どちらが高画質」ではなく「それぞれにこういう特徴がある」みたいな見方で読んで貰えると幸いだ。

d1.jpg

リバーサル(Fuji RDP3 (プロビア 100))
NikonF4 + AF Nikkor50mm F1.4 露出: B(シャッター速度不明)、f4

d2.jpg

デジタル(NikonD1x)
NikonD1x + AF Nikkkor24-120mm F3.5-5.6 露出:10sec、f4

 リバーサルは現在で言うところのフルサイズで、また単焦点レンズを使用しているので同じF値でもしっかり背景がぼけている。一方フィルターでホワイトバランスを調整するフィルムに対して切替一つでドンピシャな色を出すデジタルはかなり見た目に正しい色を叩き出している。(クリックで拡大するが、長辺4000pxオーバーの大画像なので注意)

デジタル
リバーサル
d3.jpg
 肌の質感。リーバーサルの方が粒状感があるがデジタルは目で見たソフビのツルツル感に近い。
d6.jpg d5.jpg
 髪の毛一本一本の表現はフィルムの方が上。しかしこれは撮像素子が大きくなったフルサイズでは互角になるのではないかと思う。
d8.jpg d7.jpg
 遠景の出発信号機。フィルムの方が階調が豊かで自然な描写。デジタルは光源中心部が白飛びを起こしている。フィルムは絞りの形が出て光の輪が七角形になっている。
d10.jpg
奥の光が漏れる待合室の柱。デジタルは明部と暗部の境界に特有の偽色(青い線)が現れている。フィルムは明部から暗部へ自然なグラデーションを描いている。

デジタルカメラ:D1X、ISO800、RAWモードで撮影。10M(長辺約4000px)で色調補正のみ行い出力したものを等倍のまま部分で切り取ったもの。

ネガ:ISO400で撮影したものをフィルムスキャナで長辺約4000pxで出力。コレを色調補正のみ行い等倍のまま部分で切り取ったもの。

フィルムカメラの撮り方 きほんBOOK (カメラきほんBOOK)フィルムカメラの撮り方 きほんBOOK (カメラきほんBOOK)
山本 まりこ 毎日コミュニケーションズ・デジカル

フィルムカメラの撮り方BOOK (玄光社MOOK) フィルム写真の教科書 (玄光社MOOK カメラ・ライフ別冊) Nikon 一眼レフカメラ FM10 標準セット(FM10ボディー・Aiズームニッコール35-70mmF3.5-4.8S・カメラケース・ストラップ付) 中判カメラの教科書 (玄光社MOOK カメラ・ライフ別冊) FUJIFILM カラーネガフイルム フジカラー NATURA 1600 36枚撮り 3本パック 135 NATURA 1600-R 36EX 3SB

by G-Tools
前の10件 1  2

写真集Amazonで発売中

DOLL & PENTAX

■ FULL SIZE(予算30~40万円位)

B01BWB4NSAPENTAX K-1 ボディ
リコー 2016-04-28

PENTAXデジカメ史上最強、フルサイズ。

楽天で最安店舗をチェック

■ APS-C(予算6万円台~10万円位)

B01MR8YP0K PENTAX デジタル一眼レフ KP ボディ 【ブラック】 KP BODY BLACK 16020
ペンタックス 2017-02-23

PENTAX最新機種。高画質、高性能、軽量APS-C。

楽天で最安値を見る
B01GQY46MGPENTAX K-70 DA18-135mmWRレンズキット 【ブラック】
ペンタックス 2016-07-22

高画質、高性能、軽量APS-C。

楽天で最安店舗をチェック

■1/1.7(予算4万円台~5万円)

B00MFD077GPENTAX Q-S1 ズームレンズキット ピュアホワイト
リコー 2014-08-28

小さいけどレンズ交換も、マニュアル撮影も出来る本格性能。軽くて楽しい一眼ミラーレス。

楽天で最安店舗をチェック

書籍

リンク集

東京ドール写真館

日本ドール写真作家協会

アーカイブ

筆者紹介

senoo.jpg

妹尾 好雄(せのお よしお)

 仕事でいくつか名前があるので「あ~○○さんね!」となる事もあるかもしれません。職業はカメラマン等です。PSP会員。

 機材紹介の他、ドール写真を撮る時の、プロっぽく撮影出来るテクニックなども紹介していければよいかなと思っています、どうぞ宜しくお願いいたします。

もっと見る

TWITTER

Powered by Movable Type 6.0.3