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PENTAX 標準単焦点レンズ 01 STANDARD PRIMEレビュー

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 このBlogではいつも03 fisheyeを推しているが、次におすすめはこの単焦点レンズだ。

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 単焦点レンズだけに開放f値1.9と明るいレンズだ。焦点距離8.5mmは35mm換算倍率の5.5をかけると46.75mm、フルサイズで言うところの50mmf1.8に相当するレンズだ。長さも02ズームの1/3程度とコンパクトなのもいい。

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 純正フード「PENTAX メタルフード MH-RA40.5 (Qマウントレンズ 01 STANDARD PRIME用) 」を装着するとこんな感じになる。金属製で質感もあるので格好いい雰囲気になる、しかしなかなかいいお値段だ。横からの光線除けという本来のフードの役割の他、レンズ保護にもいい。

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 まずは一枚撮影してみる。奥のドールにピントを合わせて手前の花をぼかした構図だ。開放にすると1/2.3型センサーでもこれくらいボケるとも言えるし、1/2.3型故にこれが限界とも言える。

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 ドールの顔とボケ部分を拡大してみた、クリックして拡大した写真がピクセル等倍になる。撮像素子が小さいデメリットとしてドールの髪の毛部分が潰れ面になっているのは致し方ないところ。しかし裏面照射型CMOSセンサーを搭載し小型(コンパクトデジカメと同じ)ながらも高画質を目指した設計だけに色の濁りも無く顔の描写や全体の絵はとても綺麗だ。

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 もう一枚別の花でドールにピンを合わせてみた。「ボケが少ない」と書けばデメリットになってしまうが、顔にピントが合っていても足がとろけてしまっていてはこれまた不自然で、ボケ過ぎも困ると考えればドールの様な小さい被写体の場合程良いボケとも言える。

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 逆に花にピントを合わせるとこんな感じにドールがボケる。しっかりボケているが、ドールだということは分かるのでこの写真の意図を考えると程よいボケだ。

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HOLGA HL-N 60mm F8でトイカメラの雰囲気を再現

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 「HOLGAのレンズ」をご存知だろうか。HOLGAはこの様なトイカメラのメーカーでそのトイカメラの雰囲気をデジカメで味わえるレンズという訳だ。

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 距離は目測式で人一人のアイコンが最短撮影距離の0.7m、以降3人が2m、集団が6m、山が10m以上無限遠となる。最短撮影距離0.7mで目測と本来ならドール向きではないスペックのレンズだが、どうせカッチリピントは来ないし適当に合わせればいいレベルなのでドール撮影にも使える

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 レンズ外観。フロントキャップは「HOLGA」の刻印もあり、なかなかだがリアキャップは最低限のキャップで純正に比べかなりチープだ。

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 カメラに装着してみるとなかなか格好いい。とても3000円以下の価格で買ったレンズとは思えない見栄え。しかし何となくグラグラするし、このあと実際に撮影してみて奈落の底に突き落とされることになるw。

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 フルサイズにも対応ということだったのでフルサイズで撮影してみると周辺が真っ黒になった。周辺光量がグッと落ちるのがこのレンズの特徴だが、これはひどいw。多分解説が間違っていてフルサイズには対応していなくてAPS-C用だと思う。

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 クロップ機能でAPS-Cサイズとしたところトイカメラで撮影したような雰囲気になった。ボヤ~とした感じ、周辺光量の落ちた絵が最新のデジタル専用レンズとは違う雰囲気を醸し出している。しかし折角のそんな味もこの様な単調な絵だとただ単に性能の悪いレンズという感じだ。

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 また絞りがF8固定の為部屋の中だとISO1600、シャッタースピード1/8としてもこの暗さ。晴天屋外専用、部屋の中出はストロボ必須といえる。ちなみにこの写真以外はストロボを使用して撮影している。

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 そこでホワイトバランスを電球モードにし、更に微調整で思いっきり青に振って撮影した写真がこれ。更に光もクリップオンストロボを横に振って壁に反射、横から光が来るようにしてみた。周辺光量落ちがいい雰囲気になってドールが浮かび上がっているような感じになっている。

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 またモノクロのセピアモードにしてみても面白い。フィルムカメラの粒状感を出す為にISO感度をめい一杯まで上げてザラ付きを表現している。

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 逆光で撮影した写真がこちら。独特のゆるい雰囲気になる。

 3000円という安さを差し引いても最新のデジタル専用レンズと比較するとまともに写っていない。どんなハイスペックのカメラも最低な描写にする最低レンズ(褒め言葉)と言われている所以だ。

 しかしもう解像度競争に飽きたときに遊べるレンズだ。厳密なピント合わせも必要に無い、適当にピントを合わせて仕上がりも期待せず撮る。しかし運が良ければ現代のレンズでは表現できないような面白い効果が出て面白い描写をする。そんな写真が撮れたら楽しい、そんなレンズだ。

 価格も3000円程度、肩の力を抜いて期待せずに購入すると楽しく遊べるかも。

HOLGA キヤノン一眼レフカメラ用HOLGAレンズ【HL-C(BC)】
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HOLGA ニコン一眼レフカメラ用HOLGAレンズ【HL-N(BC)】
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HOLGA ソニーNEX用HOLGAレンズ【HL(W)-SN】
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HOLGA オリンパスPEN用HOLGAレンズ【HL(W)-OP】
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 上記以外のメーカーやバリエーションも多いので「HOLGAのレンズ」でAmazonを検索してみると色々出てくる。

Nikon マウントアダプター FT1レビュー 2

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 先日購入した「Nikon マウントアダプター FT1 」、やはり威力を発揮するのは鉄道だろうと出かけたついでに撮影してきた。装着したレンズは「AF-S VR Zoom Nikkor 70-300mm f/4.5-5.6G IF-ED 」だが、35mm換算係数が2.7倍なので300mmで撮影すると810mm相当になる。超望遠の迫力ある画像が手軽に楽しめる。

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 まずは縦位置で撮影してみた。少し手が振れると大きくフレーミングが変わってしまう。やはり810mm相当になるとミラーレスといえど三脚や一脚が必要になりそうだ。ちょっとフレーミングガずれ後端が切れてしまっている、残念。しかし圧縮された雰囲気は迫力だ。

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 手持ちではフレーミングが上手くいかないので少し画面に余裕のあるアングルにしてみた。

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 下り列車も撮影してみる。

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 1000分の25の勾配標識を入れてみた。もう少しレンズ特性が生きる場所を探したり、三脚を使用してフレーミングを固定したらもっと迫力のある写真が撮影出来そうだが、とりあえず810mm相当の迫力と面白さは伝わった。しかしここはドール写真の情報サイト、ここで話が終わってはいけないので今からドールを撮影してみようと思う。

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 これはベランダに脚立を出し、その上に妖精さんに立ってもらい撮影したものだ。妖精さんとの距離3mでも810mm相当だとこれ位アップに写る。またボケが少ないとされる1サイズの撮像素子だがこれ位の望遠だと背景は全く分からない位にぼける。ちなみに後方で光っている横棒は、ベランダ塀の手すりに外の光が反射して光っているものだ。

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 反対側を向いてもらい5m位離れた場所から撮影してみた。脚立の天板が望遠効果で圧縮され縦横比が異なって見える。別の画角でも似た様な写真は撮影できそうだが、ローキーな露出と相まって緊迫感のある写真になった。

 それではここで「Nikon マウントアダプター FT1 」について特徴をまとめてみる。

・センサーサイズの違いによる倍率2.7倍なのでレンズの明るさは変わらない。f1.4のレンズはf1.4のレンズとして使える。

・35mm換算倍率が2.7倍。50mmレンズは135mm、作例の300mmは810mm相当になる。

・Ai化以降のレンズなら(マニュアル含む)一部特殊なレンズを除き装着できる。但し改造Aiを含む非Aiレンズは装着できなかった。

・フルオートモードは使用できないが電気接点が設けられており、レンズ=ボディ間の各種情報伝達、AF、VRなどの機能は使用可能。

 望遠に便利なアイテムと考えるとドール用にはあまり使わないアイテムなのだが、Nikon1でFマウントレンズが使える面白いマウントだ。ドール撮影がメインでもドール以外は全く撮影しないという人を除けば、鉄道、航空機など乗り物系が好きな人には面白いアクセサリーだと思う。

Nikon マウントアダプター FT1Nikon マウントアダプター FT1

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OLYMPUSブースでドール撮影(CP+)

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 フォーサーズを使用してみるとなかなかドール撮影に都合がよく、またコンパクトなのも気に入って最近は「OLYMPUSはいいぞ!」おじさんと化しているのだが、今回はPEN-Fを見てきた。その他、PEN E-PL7やOMD E-M10 MarkⅡなども実際ドール撮影させてもらった。PEN-Fはもう○万画素、連写秒○コマとか解像度などのスペックには飽きてきたので私的にはこんなカメラが欲しいと思える一台。やはりブラックは格好いいね。


オリンパス PEN-F 12mm F2.0 レンズキット ブラック

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 しかしこういうデザインだとシルバーに革のストラップとかもいいとか思うのだ。買うならシルバーかな。

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 「男の娘ってこういうの好きなんでしょ?」「はい」

 PEN-Fは実際に撮影することが出来なかったがフォーサーズに興味があったのでOLYMPUSブースで体験できる機材で何枚か撮影してみた。

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オリンパス PEN Lite E-PL7 ボディ ホワイト」+「オリンパス M.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8 シルバー

 35mm換算だと34mmの広角系短焦点レンズ。カラフルな背景も綺麗に表現されている。先日中古のレンズキットを購入してからの付き合いだが、単焦点を使用してみるとまたいい感じだ。色は補正していないが、ドールの顔の色も綺麗。


オリンパス PEN Lite E-PL7 ボディ ホワイト

オリンパス M.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8 シルバー

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オリンパス OM-D E-M10 MarkII ボディ ブラック」+「オリンパス M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8 ブラック

 35mm換算で90mmになる中望遠の単焦点。背景のボケを見るとイルミネーションなんかも魅力的にボケそうだ。スナップはズーム、キメの写真は単焦点で・・・、フォーサーズはいいぞ!


オリンパス OM-D E-M10 MarkII ボディ ブラック

オリンパス M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8 ブラック

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 しかし一番嬉しかったのはOM-D E-M10 MarkIIの上部左側の電源スイッチ。フィルム時代のOMのデザインを踏襲しているのだ。PEN-Fにしてもこのスイッチにしても懐古趣味なのかもしれないが、使ったことのある人には「あっ!」という喜びを与えることは間違いない。PEN-FもいいけどこのOM-Dのスイッチ、凄くいいな・・・。たったこのスイッチひとつでカメラが欲しくなる、人のツボは何処にあるか分からないねw。

Nikon マウントアダプター FT1

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 「世界一わかりやすいデジタル一眼レフカメラと写真の教科書 伝わる写真の撮り方編 」の60ページを読んでいたら「Nikon マウントアダプター FT1 」が欲しくなって買ってしまったw!しかし最初に断っておくと鉄道、航空機、天体など望遠系を多用するジャンルには大変便利な商品だが、ドール撮影にはあまり使わない。しかし折角なのでドール写真に利用してみたレビューをお届けする。

写真は「Nikon 1J2 」に「Nikon マウントアダプター FT1 」を介し「AF-S VR Zoom Nikkor 70-300mm f/4.5-5.6G IF-ED 」を装着した。既にミラーレスのコンパクトさという最大のメリットが失われた風貌w。なおこのFT1はJ2に限らずNikon1系は全て使用できる。

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 ズームを300mm側にして撮影してみた。換算倍数が約2.7倍なので約810mm相当の超、超望遠レンズ。細かい話をすっ飛ばし比較すると「Nikon AF-S NIKKOR 800mm f/5.6E FL ED VR 」が約163万円、このアダプターは1.5万円程度なので手軽に超望遠レンズの世界を楽しめる楽しい製品だ。月をかなり大きく写すことができた。

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 ちなみに300mm相当になる112mmではこの程度の大きさ。比較してみるとかなりの望遠効果だ。しかしこれでは全くドール写真ではない。ドール写真にどう使うか?

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 今度はレンズを「Ai AF-S Zoom Nikkor 17-35mm f/2.8D IF-ED 」に交換、28mmで妖精さんを撮影してみる。 本来ならカメラ本体で多重露光したいのだが、Nikon1シリーズには多重露光機能が無い。仕方ないのでPhotoshopで多重露光相当の写真とすることにする。

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 冒頭の月の写真と多重露光で合成した写真。Photoshop上でレイヤーモードを「スクリーン」にすればフィルムで多重露光したことと理論上同じになる。持っているカメラに多重露光機能が無ければソフト上で再現してみよう。

 冒頭にも書いたとおりドール写真にはあまり使わないレンズだが、望遠系を多用するジャンルには重宝するアイテムだろう。またNikon1に装着すると焦点距離が2.7倍になっても明るさが変わらないのもいい。f2.8のレンズはf2.8として使える。鉄道や航空機の為に購入したFT1だが、ドール写真でもまた使えるアイデアがあったら紹介していきたい。

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魚眼レンズ「Opteka 6.5mm f/3.5」

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 Amazonを見ていると専門店には並ばないような格安のカメラ用品が見つかることがある。この魚眼レンズ「Opteka 6.5mm f/3.5【国内正規品 日本語説明書 5年保証付】 」もそうで、3万円を切る価格で魚眼レンズが手に入る。以前「Tokina AT-X 107 DX Fisheye 10-17mm」のコスパがなかなかいいと書いたが、これはさらに上を行く。

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 APS-Cサイズ用、絞りもピントもマニュアルというマニアックな1本だが、使いこなせれば3万円を切る価格で魚眼レンズを購入できる。Nikon純正だと6万円超えとなるのでコストパフォーマンスは高い。ピントはフォーカスエイドを使用すれば被写界深度も深いので失敗することは無いだろう。マウントはCanon用Nikon用が選べる。

 気になる「Opteka」というメーカーだが、米国にある日本でいうケンコーの様な用品専門の会社のようだ。商品の質だが、Amazonの「Opteka」社の評価を見てみると致命的に悪い感じはなく、比較的高評価で安心出来そう。

 実際私自身は使ったことは無いが、6.5mmという焦点距離に興味がある。またフードも取り外したり出来るのも芸が細かい。魚眼は常用レンズにはならないと思うので、魚眼レンズに興味があるけど余り予算を割きたくないという場合でもきっと満足できるだろう。

 商品ページ下側 に作例も載っているので参考になるだろう。6.5mmの焦点距離+魚眼が肉眼では見れない世界を演出してくれる。

【参考】魚眼レンズの世界(このレンズで撮影した写真ではありません)

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 「Tokina AT-X 107 DX Fisheye 10-17mm F3.5-4.5 (IF) 」+D5000で撮影。高層ビル街も普段目で見る風景とはがらりと変わる。(レビュー

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 「PENTAX 03 FISH-EYE 」+PENTAX Qで撮影。このレンズは実売6000円台で購入できる超お買い得魚眼レンズだ。絞りf5.6固定、マニュアルフォーカスというトイレンズだが、PENTAX Qシリーズユーザーのみが享受出来る特権だ。PENTAX Qシリーズユーザなら是非使ってみて欲しい。(レビュー

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 Canon用とNikon用が選べる。魚眼レンズはいいぞw!

カメラのキタムラ レンズベスト3をドール撮影視点で見てみる

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 「カメラのキタムラ」からメルマガが来て売れ筋中古レンズベスト3なんていう記事があったのだが、「ドール写真」という視点でそれら3種を検証してみるとやはりドール写真というのは利用するレンズも少し特殊なのかなと感じる。標準系単焦点は明るく、小型で価格も安いので1本押さえておいても損は無い。しかし3位の望遠ズームは優先順位が後のような気がする。

【1位】 キヤノン EF50mm F1.8 II

 憧れの短焦点レンズがここまで安い価格で購入できるということで納得のランキングだろう。中古実売7000~8000円、標準ズームの次にこの価格なら迷わず買える。フルサイズ対応なのでフルサイズユーザの標準レンズにもいいが、APS-C系ユーザには1.6倍換算で80mmとポートレートに適した画角になるのでAPS-C系の中望遠レンズとしてもいい。


キヤノン EF50mm F1.8 II

 ところでニコンユーザは勿論使用できないので同等となる「ニコン AF-S NIKKOR 50mm F1.8G」となる。AFモータが高性能だったり性能は上になるが、中古価格は約2倍になる。


ニコン AF-S NIKKOR 50mm F1.8G

【2位】 ニコン AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

 こちらはNikon APS-C用の標準レンズだ。やはり標準ズームの次に来る二本目のレンズとして人気のようだ。フルサイズの場合先程紹介した「ニコン AF-S NIKKOR 50mm F1.8G」がほぼ同等のレンズになる。


ニコン AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

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 NIKKOR-O Auto 1:2 f=35mmで撮影。現行の1.8と比較して半絞り暗いが、明るい短焦点レンズはこの様に背景をぼかして撮影するとき威力を発揮する。また暗い場所でシャッター速度を確保するのにも役立つ。

 1位、2位はいずれも扱いやすい標準レンズでドール撮影にも威力を発揮する。しかし撮影倍率の関係で1/3クラスでバスとアップが最大のアップになる。もっとアップを撮りたい、1/6~1/12ドールが中心というならマクロレンズのほうが扱いやすいだろう。

【3位】 キヤノン EF 100-400mm F4.5-5.6 L IS USM

 こちらは望遠ズームで鉄道写真や航空写真におすすめのレンズだが、ドール写真にはあまり使わない。絶対使わないとも言い切れないが、優先順位は最後のほうでいいと思う。

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 似たような画角の「ニコン AF-S VR Zoom Nikkor ED 70-300mm F4.5-5.6G(IF)」で撮影してみた写真(300mm側)。奥の軍事用パラボラアンテナを大きく写したかったので使用してみたが、こうした特別の事情が無ければ使わないレンズだ。しかし人が使っていないレンズゆえに使ってみると一味違う写真が出来るかもしれない。


ニコン AF-S VR Zoom Nikkor ED 70-300mm F4.5-5.6G(IF)

キットの標準ズームはドール用最初の一本に最適

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 初めてカメラを買う際標準ズームレンズを一緒に買うか、ボディだけ買って単焦点を順次揃えるかで悩む人もいるかもしれないが、特段のこだわりがなければズームレンズを一緒に買った方がいいと思う。

 作例写真は注意書きのあるものを除いて全てキットレンズの標準ズームで撮影しています。

 ズームキットに同梱しているレンズは買ってくれたお客さんが使い続けてくれるかどうかの命運を握っているので各社とも価格以上に力を入れて開発しているのでコストパフォーマンスが高く、また将来持っていても損はない携帯性と高画質を兼ね備えている。

 まだまだズームレンズを使うと写真が上手くならないみたいな根性論があり「ズームレンズ=悪」みたいな論調もあるが、広角、標準、中望遠と画角を変えることによって写真が変わることを体験することも大切。そしてまずは手軽な機材で写真をたくさん撮影し写真が好きになる写真を撮るクセをつけることも重要だ。画角を変えて色々撮影してみて自分が好きな画角を見つけたら、将来その画角の単焦点を購入すればいい。

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18mm側で広がる背景をメインにした写真。

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55mm側で撮影したドールメインの写真。

 18-55mmのレンズを使っても広角側か望遠側かで写真の雰囲気は大きく違ってくる。「ドール写真」と一言で言ってもドールをメインにするか、ドールの居る風景とするかで写真は別物になる。どんな写真が好きなのか人の写真を見て考えるのではなく標準ズームで自分で実際撮影してみよう。

 次に標準ズームをおすすめする理由はドール近影に有利な簡易マクロが付いていること。普通の単焦点レンズでは一番近寄っても60cmドールで上半身の写真が限界だが、簡易マクロがあれば顔のアップ位は撮影できる。買ったその日からお顔やアクセサリーのアップが撮影できる点がドール者向きだ。

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 標準ズームの0.31倍で撮影すると1/6サイズのドールでもここまでアップになる。もっとアップにというなら本格的マクロが必要だが、この簡易マクロでもかなり表現の幅は広がる

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 参考までに単焦点標準レンズのアップはこの程度が限界だ。18mm-55mmの画角と共にこのマクロ機能で実質一万円程度のレンズはかなりお得な一本と言える(この写真のみ単焦点レンズを使用)

 またズームレンズは画質が劣るという意見もあるが、昨今のズームレンズは大変性能がよくので一昔前の単焦点レンズの画質を超えるものもある。しいて欠点を挙げるとすればf値が単焦点に比べて1~2段暗いことだろう。シャッタースピードを1~2段遅くするか、ISO感度を上げるしかない。

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 冒頭の写真をアップにしてみたが、この写真の描写を粗い汚い写真とする理由は見当たらない。上を見たらキリ無し、下を見たらキリ無しだが十分高画質を楽しめる性能な筈だ。

 色々書いてきたが、標準ズームでも作例程度の写真は撮影できる。初めてカメラを買うならまずは標準ズームでいろいろ撮影してみるといいと思う。それから自分がどんな写真が好きなのかを考えそれにあった単焦点を揃えていく考え方だ。

 勿論なかなかいい写りがするのでこの標準ズーム1本で写真を続けてもかまわない。ツーリングや旅行の時は沢山のレンズを持って行くのが煩わしい事もあるだろう、そんな時標準ズームはベテランになってからでも役に立つレンズだと思う。

(参考)ドール撮影向き標準ズーム付きキット(順次検証を終えたら追加していきます)

■ Nikon

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ニコン D5500【18-55 VR II レンズキット】 icon
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ニコン D5300【18-55 VR II レンズキット】 icon
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ニコン D3300【レンズキット】 icon

■ OLYMPUS

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オリンパス OM-D E-M1【12-50mm EZ レンズキット】 icon
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オリンパス OM-D E-M5 Mark II【12-50mm EZ レンズキット】 icon
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オリンパス OM-D E-M10 Mark II【EZレンズキット】 icon
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オリンパス PEN Lite E-PL7 14-42mm EZレンズキット icon

Nikon Ai AF Nikkor 85mm f/1.4D IFレビュー

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 今日は「Ai AF Nikkor 85mm f/1.4D IF 」をレビューする。現行は「AF-S Nikkor 85mm f/1.4G icon」でナノクリスタルコートも手伝いさらに高解像度、対逆光性に優れるが85mm f1.4の世界を知ってもらおうとレビューしてみた。但し最初に言っておくと85mm f1.4は最短撮影距離の関係からドール撮影に便利なレンズではない。何本目かにこのレンズ特性を気に入りコレクションするのは全く問題ないが、初めて買う単焦点レンズではないことを断っておく。

SIGMA 12-24mm F4.5-5.6IIDG HSM ニコン用レビュー

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 「SIGMA 12-24mm F4.5-5.6IIDG HSM ニコン用 」を購入した。焦点距離12mmというまだ見ぬ世界を覗いてみたくて早速使ってみた。ニコン用 の他キヤノン用ソニー用(Aマウント)シグマ用 もある。

Tokina AT-X 107 DX Fisheye 10-17mm F3.5-4.5 (IF)レビュー

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 「Tokina AT-X 107 DX Fisheye 10-17mm F3.5-4.5 (IF) 」は珍しい魚眼ズーム、APS-C用ながら15-17mmの領域はフルサイズでも使える。冒頭のリンクはニコン用だが、CANON用 もある。余談だが、PENTAX DA FISH-EYE 10-17mmF3.5-4.5ED[IF] Kマウント も光学系は共同開発(工場は異なる)だ。

PENTAX 3.2mm F5.6 03 FISH-EYE レビュー

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 前回、持ち運びの便利さから外でドール撮影するお供に「PENTAX Qシリーズ」(現行はS1 )をおすすめしたが、折角レンズ交換できるカメラだけに1本交換レンズを買うとしたら「PENTAX 03 FISH-EYE 」をおすすめ。実売9000円前後で魚眼レンズの世界が楽しめる。Qシリーズユーザの特権だと思うのだ。

AF-S DX NIKKOR 16-85mm F3.5-5.6G ED VR

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 「ニコン AF-S DX NIKKOR 16-85mm F3.5-5.6G ED VR」というレンズがある。レンズキットの「ニコン AF-S DX NIKKOR 18-55mm F3.5-5.6G VR」と比較して望遠域も広角域ももう少しだけ幅が広い。もう少し広い範囲を撮りたい、もう少しアップで撮りたいと言う時それを叶えてくれるワンランク上のレンズになる。

初心者でも安心できる中古カメラ店2選

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 中古カメラで有名な「マップカメラ」の保証が7月11日から12ヶ月に延長された。信頼のおける有名中古カメラ店の多くは6ヶ月が多いがこれは業界最長。この機会に「初めてのカメラ」を中古で選ぶ際、安心な「マップカメラ」と「カメラのキタムラ ネットショップ」を比較してみた。


マップカメラ

カメラのキタムラ ネットショップ
保証期間 1年 6ヶ月
ネットの返品  2週間以内の初期不良は返品可。それ以外は返品不可。 「何か思っていた物と印象が違う」みたいな理由でも送料を負担すれば返品可。
実店舗で実物を見れる?  基本通販は通販のみ。実店舗で現物を見たい時は新宿西口の店舗のみ  通販の他、「予約」をすれば全国900の店舗同士で在庫を無料で移動してくれる。見てキャンセルもOK。
お店の作った、中古商品を安心して買う方法。 マップカメラ編「中古商品の買い方」 カメラのキタムラ編「中古ナビ」

 以前マップカメラ実店舗で店員さんと話した時こんな事を言っていた。「全数点検に出して売っていますから安心ですよ。口コミもあるのでやばいものは売りません、通販でも安心してください。ただお客さんみたいに近いなら店で見てもらうのが一番ですが・・・(笑)」

 キタムラは「写真で見たよりくたびれてるな、正常に動くけど返品したいな」が通用する(送料のみ自己負担)。しかし保証は信用できる中古ショップのスタンダード「6ヶ月保証」だ。

 一方マップカメラは「気に入らないから返品」が出来ない代わりに業界最長の「1年保証」だ。

 カメラ、レンズをどっちでも買ったことがあるけどどちらとも良心的な会社だ。ネットで評価はすぐに広まるし「素人を騙して荒稼ぎ」みたいなことは出来ないので安心していいと思う。どちらがいい店というより、中古は一品物だけに欲しい物があればどちらで買ってもいいと思う。

 また中野にフジヤカメラという良心的な中古店があるのだが、最近どうしたことか全然在庫がない。というわけで良いお店なのだけど今回は割愛する。

 またオークションやリサイクルショップ、質店など非専門店の個人的な意見だが、安く買う為に利用することを全否定しないが、初心者のカメラ選びということで書いているサイトとしては十分な知識が無ければ利用しない方が賢明だと思う。

 勿論良心的な業者も多数いるが個人で分解して測定器も通さず売り飛ばす詐欺まがいの「自称専門店」やエンブレムを交換した偽物を売る業者もいる。不正を見抜く、あるいは対抗できる知識を得るまでは手を出さない方が賢明だ。また悪意がない場合でも万一の初期不良時、専門店のような十分な保証を行う能力がない為「ノークレーム・ノーリターン」となってしまう。

 専門店は高い、しかし初めてのカメラが「安物買いの銭失い」になってしまったら写真自体が嫌になってしまうだろう。安心料、保険と思えば差額も安いもので、市場に並ばない様なクラシックカメラを除いては私も専門店で購入している。

AF-S DX NIKKOR 18-55mm F3.5-5.6G VR

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 「ニコン AF-S DX NIKKOR 18-55mm F3.5-5.6G VR」はD5X00系、D3X00系のレンズキットに付属する標準系ズームだ。画角、最短撮影距離などがドール撮影用に都合良くお気に入りのレンズだ。

ニコン AF-S DX NIKKOR 16-85mm F3.5-5.6G ED VRレビュー

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 「ニコン AF-S DX NIKKOR 16-85mm F3.5-5.6G ED VR」というレンズがある。レンズキットの「ニコン AF-S DX NIKKOR 18-55mm F3.5-5.6G VR」と比較して望遠域も広角域ももう少しだけ幅が広い。

 また7月16日にはDXタイプ初のナノコートクリスタル仕様の「ニコン AF-S DX NIKKOR 16-80mm f/2.8-4E ED VR」も発売になる。そんな新しいレンズの話も含めこの画角のズームレンズについて語ろうと思う。

★ ニコン AF-S DX NIKKOR 16-80mm f/2.8-4E ED VR


ニコン AF-S DX NIKKOR 16-80mm f/2.8-4E ED VR

 現在、高画質はフルサイズに移行しつつあるので今更感もあるが、DX初のナノクリスタルコート仕様。このナノクリスタルコートは一言で言うとデジカメで発生しやすいゴーストやフレアを低減するコーティング技術だ。公式ページの解説を見て頂くとその効果と違いが分かりやすいと思う。

 また乱暴な言い方をすると撮像素子が小さくなるほどレンズ性能の影響を受けやすい。フルサイズに比べ、APS-Cサイズは高性能とそうでない物の差が顕著に出る。そういう意味では高性能なレンズを装着してあげることによりカメラ本来の性能を発揮できる様になる。

 もっとも既に一昔前のレンズも十分に高性能と思うので無理して買い換える必要もないが「待っていました!」と言うことなら十分満足できる性能だと思う。

★ ニコン AF-S DX NIKKOR 16-85mm F3.5-5.6G ED VR

 先程の16-80mmが発売されたら買い換え等で中古も増え価格が下がるかもしれない。また18-55mmと比較して新品中古とも価格差3倍程度だが、どの程度の差があるのか、両者テストしてみた。


ニコン AF-S DX NIKKOR 16-85mm F3.5-5.6G ED VR

ニコン AF-S DX NIKKOR 18-55mm F3.5-5.6G VR
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16mm 18mm
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85mm 55mm

 4枚の写真はいずれも同じ場所でレンズのみ交換して撮影した。広角、望遠ともドールの大きさはそれほど変わらないが、背景を見て頂くと16-85mmの方が広角で背景が広く、望遠で背景が引き寄せられているのが分かる。

 違いに価格差分の価値を見いだせればオススメのレンズだが、18-55mmもコンパクトで使いやすいレンズなので無理に買い換える必要はないと思う。

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 単焦点には及ばないものの、85mm(換算127.5mm)になると絞り値はf5.6でもこの様に背景はかなりボケる。最大撮影倍率は0.21倍でかなりアップまで撮影できるこの数値は◎だ。(注:作例は最大撮影倍率での撮影ではありません。)

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 最短撮影距離0.38mは16mmの画角で撮影すると写真の様になる。必要にして十分だが、もう少し寄れるともう少し大胆な構図も撮れるかなと思う。超広角で思いっきり寄りたい個人的にはあと一歩欲しかった。

最大撮影倍率の違いによって各スケールのドールはどう写る?

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 ドール用レンズを選ぶ際、最大撮影倍率が重要になってくる。レンズの性能によってこれ以上アップに写すことが出来ないという数値だからだ。今回はそれぞれのレンズでめい一杯寄って撮影してみた。最大撮影倍率により各スケールのドールが何処までアップに出来るのか、参考にして頂けたら幸いだ。

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Nikon AF-S NIKKOR 50mm f/1.4G
Nikon 単焦点レンズ AF-S NIKKOR 50mm f/1.4G フルサイズ対応
最短撮影距離 0.45m
最大撮影倍率 0.14倍
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Nikon Ai AF Nikkor 85mm f/1.4D IF
Nikon 単焦点レンズ Ai AF Nikkor 85mm f/1.4D IF フルサイズ対応
最短撮影距離 0.85m
最大撮影倍率 0.114倍
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Nikon AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR
Nikon 標準ズームレンズ AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR ニコンDXフォーマット専用 最短撮影距離 0.28m
最大撮影倍率 0.31倍
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Nikon Ai AF Micro Nikkor 60mm f/2.8D
Nikon 単焦点マイクロレンズ Ai AF Micro Nikkor 60mm f/2.8D フルサイズ対応
最短撮影距離 0.219m
最大撮影倍率 1.00倍
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 各レンズはNikon D3 に装着して試験。最短距離にフォーカスを合わせ目にピントが来た時に撮影している。18-55mm(黄色のバック)のみAPS-C用、他はフルサイズ用のレンズ。

ドール用レンズを選ぶ際に意識したい「最短撮影距離」「最大撮影倍率」

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 交換レンズが欲しくなり、カタログを集めてスペック比較をしながら購入するレンズを決める。この際様々な数値がカタログには載っているが、ドール撮影の際私が気にしている数値は「最短撮影距離」と「撮影倍率」だ。今回はドール用レンズを選ぶ際重要になってくる「最短撮影距離」と「撮影倍率」について解説する。

★ 最短撮影距離

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 文字通りどれだけ被写体に近づけるかを表す数値だ。しかしここで注意はこの数値、レンズ面と被写体の距離ではない。撮像素子(フィルム面)と被写体の距離が「最短撮影距離」となる。

 この数値、小さければ小さいほど近づけるので良いのだが、Nikonの場合特殊なレンズを除き単焦点レンズは焦点距離の9~10倍位になっている。だいたいその数値だと60cmドールの場合上半身がフレーミングできる距離になるので問題にならない。

 気を付けなければならないのはズームレンズで、広角~標準のズームレンズが最短撮影距離0.5mの場合広角域ではドールが小さくなってしまい、せっかくの広角域が使いにくくなるので用心だ。

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 カタログ数値の他、レンズ本体にも記載があるので手持ちのレンズの最短撮影距離を確認することが出来る。

★ 最大撮影倍率

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 被写体がどれ位の大きさで写るかの指標となる数値だ。「撮影倍率:1」でフルサイズの撮像素子(フィルム面)と被写体の大きさがほぼ同じになる。上の写真ははめ込み画像だが、こういう感じだ。

 参考までに左側にAPS-Cのイメージを作ったが、フルサイズ用のレンズを使用した場合撮像素子が小さい分周辺が切り取られよりドアップになる。数値で表すと撮影倍率1.5~1.6になる。

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 以前レンズキットのレンズを褒めまくる記事を書いたが、18-55mmは最短撮影距離0.28m、最大撮影倍率1/3.2倍(55mm時)とドール用には適したレンズなのだ。APS-C用でフルサイズには使えないのが残念だが。55mmでめいいっぱい近づいて撮影した写真がこれ。1/12ドールを1/3.2倍で撮影するとこんな感じになる。これ以上近づかなければならないことも少ないのでNikonのAPS-Cデジカメを使用しているなら接写、旅行用の軽装備にと役立つレンズだ。

Nikon 標準ズームレンズ AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR ニコンDXフォーマット専用Nikon 標準ズームレンズ AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR ニコンDXフォーマット専用

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ドールとマクロレンズ(撮影倍率、焦点距離)

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 マクロレンズとは小さな物をアップで撮影できるレンズです。等身大ドールを撮影するときはあまり必要性を感じないが、60cmドール、1/6ドール、1/12ドールやFigma、ねんどろいどなどを撮影するときは重宝するレンズだ。

目次

1・マクロレンズの重要なスペック「撮影倍率」
2・マクロレンズで撮影してみる
3・オススメの焦点距離
4・マクロレンズを使用しての撮影時、注意すべき点
5・柔らかなボケ味がマクロレンズの醍醐味

1・マクロレンズの重要なスペック「撮影倍率」

 マクロレンズというと「接写」ということで「被写体に寄る事の出来るレンズ」と考えられがちだが、本来の目的は「小さな物を大きく写すレンズ」。そこでよく「何cmまで寄れる」という事を比較するしがちだが、購入の際はカタログ等の「撮影倍率」の数値に注意して欲しい。

 撮影倍率とはフィルム面(今は撮像素子面)に最もレンズを接近させて撮影したとき被写体がどれくらいの大きさで写されるかという数値だ。そしてこの数字が1倍であればそのままカラーコピーするようなものなのでもっとも良い。これが0.5や0.25になるとその分だけ縮小されて写されることになる。乱暴な言い方をすれば「撮影倍率」が大きなマクロレンズは被写体をよりアップで撮影できる。

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 寄る為のレンズではないと言いながら21.9cmまで寄れる。この数値は撮像素子面からの寸法になるのでレンズ面からだと5cm位しか離れていない。0.219の左側に0.22の数字があるが、これは22cmということ。1mm被写体との距離が狂えばピントは合わなくなるのだ。マクロレンズのピント合わせはとてもシビア。

 今回使用した「Ai AF Micro Nikkor 60mm f/2.8D」の撮影倍率は1倍(等倍)だ。これで撮影してみると小さな1/12のドールでさえトリミング無しで下の写真のようになる。

2・マクロレンズで撮影してみる

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 1/12ころんに最も接近して撮影した写真。左がフルサイズ機D3、右がAPS機D300。APS機に装着すると撮影倍率は1.5倍になる(焦点距離の換算倍率と同じ)。f8まで絞って撮影してもピントが数ミリずれるだけでボケているのが分かるだろう。

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 18-200mmのズームレンズで200mm側にして最も寄った写真でもここが限界。やはりマクレレンズ恐るべしなのだ。

3・オススメの焦点距離

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 ところでマクロレンズ、NikonだとDXで40mm、85mm、FXだと60mm、105mm、200mmとあるが、どれがいいだろうか。個人的にはFX(フルサイズ)60mm、DX(APS-Cサイズ)40mm、フォーサーズなら30mm位の標準系マクロが使いやすくていいだろうと思う。

 上の写真はFXフォーマットで60mmで撮影したものだ。片手でドールを持ち、片手でカメラを構えて撮影、ドールまでの距離が大体50cm強だ。60mmでこの大きさ、バストアップの写真などはもっと離れる必要が出てくる。

 また手持ち以外でも、倒れた時などを含め手の届く範囲で撮影したい自分としては望遠系はあまりオススメ出来ない。

 それと標準系マクロレンズは接写だけでなく下の写真の様に標準系単焦点レンズとしても使用できる。標準レンズとマクロが欲しいが予算がない時はとりあえず60mm(フルサイズ)40mm(APSサイズ)などのマクロを買って標準レンズの代用とする方法もある。

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 部屋撮りなら焦点距離が大きくなっても離れればいいのだが、マクロに関して言えば焦点距離の小さなNikonの方がC社と比較してドール近くで撮影できる分有利かも。またAPS-C用の「AF-S DX Micro NIKKOR 40mm f/2.8G 」は換算60mmになるのでAPS-Cサイズの人にはオススメだ。またSONYの「マクロレンズ E 30mm F3.5 Macro SEL30M35 」も換算で45mm、思い切った数値でドール撮影向きだと思う。

4・マクロレンズを使用しての撮影時、注意すべき点

・ピント合わせ

 先程の作例の通り、わずか数ミリ狂うだけでピンボケになる。ピント合わせは通常撮影より数倍気を使いシビアに合わせる必要がある。

・手ぶれ

 通常の撮影に比べ手ぶれが大きく影響する。手持ち撮影の時はVR(手ブレ補正)をONにしたりしっかりホールドして慎重にシャッターを押すようにしよう。

・三脚を使用する

 上記の「ピント」「手ブレ」の問題を解決するために三脚の使用をオススメする。ピントはカメラをしっかり固定して慎重に合わせられる。またピント合わせの後に体がふらついてシャッターを押したときにはピントが狂っていたといった失敗を防ぐ事が出来る。手ブレに三脚が効果があるのは説明するまでもないだろう。

5・柔らかなボケ味がマクロレンズの醍醐味

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 マクロレンズは接写に適したレンズと同時にボケを楽しめるレンズだ。花一輪が綺麗に写っていてあとは全部ボケている様な写真を一度位は見た事もあると思うが、綺麗なボケを演出できる。

 背景にバイクのモデルを置き撮影してみたが、先程の18-200mmレンズで最も寄った写真と比較するとぼけている範囲が大きいのが分かると思う。屋外でも通常レンズとは違ったボケ方をするので使いこなせば肉眼では見ることの出来ないファンタジーな世界を演出できる。

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Tokina AT-X 107 DX Fisheye 10-17mm F3.5-4.5 (IF)レビュー

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 「Tokina AT-X 107 DX Fisheye 10-17mm F3.5-4.5 (IF) 」は珍しい魚眼ズーム、APS-C用ながら15-17mmの領域はフルサイズでも使える。冒頭のリンクはニコン用だが、CANON用 もある。余談だが、PENTAX DA FISH-EYE 10-17mmF3.5-4.5ED[IF] Kマウント も光学系は共同開発(工場は異なる)だ。

 Nikon用を購入したので今日は色々レビューしてみようと思う。ドール撮影には必須のレンズではないが、純正の価格を考えるとバーゲンプライスで魚眼が楽しめるので1本あると面白いかもしれない。

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 内容物は箱に本体と説明書のみ。説明書は他のズームと共通仕様のものだ。

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 外観。赤矢印の様にAF用スクリューがあるのでレンズ内モータではない。つまりD3x00系、D5x000系等入門機ではAFが効かない。しかし超広角なので被写界深度も深く(ピントの合う範囲が広い)、フォーカスエイドでピント合わせすればマニュアルフォーカスでも難なく使用できる。

 焦点距離が刻んである各画角で撮影してみた写真が下の作例だ。ここまで超広角域になると焦点距離1mmの違いで世界が変わってくる。

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10mm 12mm
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13mm 14mm
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15mm 17mm


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 今度はフルサイズのNikon D3 に装着してNikon Ai AF-S Zoom Nikkor 17-35mm f/2.8D IF-ED (左)と比べてみた。同じ17mmでドールのスカートから上がほぼ同じ大きさに写る様に撮影してみたが、「Tokina AT-X 107 DX Fisheye 10-17mm F3.5-4.5 (IF) 」の方がより大きく像が歪み、幅広いエリアを写し込んでいるのが分かる。

 また露出はISO1600相当で1/20、f5.6と同じ数値で撮影したが、「Tokina AT-X 107 DX Fisheye 10-17mm F3.5-4.5 (IF) 」の方が少し明るく写る傾向がある様だ。ちなみに入射光式露出計で計ると1/20、f5.6 1/3だった。

★ まとめ

・珍しい魚眼ズーム

・5万円少々でズーム付、純正単焦点と比較してお得感がある。

・純正の開放f2.8と比較して0.7~1.3段暗い

・APS-C用だが、15-17mmはフルサイズでも使える。

・D3x00系、D5x000系等入門機はAFが使用できない。(フォーカスエイドを使用すればピントが合う範囲も広いので、難なくマニュアルでピント合わせが出来る。)

 紹介しておいて何だが、「このレンズを使用して撮りたい写真がある」という人以外はあまり急いで買う必要がないと思うレンズだ。ドール撮影に必須どころかどちらかというと優先順位は後でいい。普通の人はあまり使わない。

 だが魚眼独特の世界は「人と違う写真」を撮るときは時として役に立つかもしれない。またズーム故開放f値が3.5-4.5と純正単焦点の2.8と比較しても暗いし、画質も多分劣る。しかし先程書いた様にあまり使うことのないレンズだけに無理に高い純正を買わなくても1本持っているだけで「ひと味違う写真が撮る」という目標は達成できる。

 最後にこのレンズをNikon D5000 に装着して使用した作例を二つ紹介する。先述の通り入門機はAFが使えないのでマニュアルでピントを合わせて使用したが、特にピント合わせが難しいという印象はなかった。

 クリックすると長辺4000px程度の撮ったままの画像が見られるので描写力などチェックすることも可能だ。

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10mmで撮影 ISO100相当1/500、f8、WB日陰 RAWデータを現像時に補正

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17mmで撮影 ISO200相当1/400、f5.6、WB晴天

Tokina 魚眼ズームレンズ AT-X 107 DX Fisheye 10-17mm F3.5-4.5 (IF) ニコン用 APS-C対応Tokina 魚眼ズームレンズ AT-X 107 DX Fisheye 10-17mm F3.5-4.5 (IF) ニコン用 APS-C対応

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↓は光学系がTOKINAと共同開発のPENTAX純正魚眼ズーム。レンズ構成などが同じだが、デザインも違うし工場も異なる。

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書籍

リンク集

東京ドール写真館

日本ドール写真作家協会

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筆者紹介

senoo.jpg

妹尾 好雄(せのお よしお)

 仕事でいくつか名前があるので「あ~○○さんね!」となる事もあるかもしれません。職業はカメラマン等です。PSP会員。

 機材紹介の他、ドール写真を撮る時の、プロっぽく撮影出来るテクニックなども紹介していければよいかなと思っています、どうぞ宜しくお願いいたします。

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